翻訳、アロマテラピー、サイト構築など  

あろまちゃんぼうの経験を交えて

翻訳

ゼロから始める翻訳の仕事

 翻訳者になりたい?

 

翻訳者になりたいというのになり方がわからないという人が結構いる。グーグル検索してみれば、翻訳者になる方法が書いてあるのにである。それは、なりたくてもなれない要素をもっているからではないだろうか。仕事が忙しくて、育児があるので、勉強する時間がないと。または、どこから手をつけたらよいのかわからないと。前者の時間がないという問題は新しい仕事を探す人には必ずついてまわるものだから、時間はスキマ時間でもいいからつくる努力をまずしないとなにも始まらないだろう。

 

私も翻訳の勉強に取りかかったのは長女が4歳、次女が0歳のときだ。ちょうど、私は次女を身ごもり、つわりがひどくてメーカー販売職の勤務をやめていた。一方で次女も環境のよかった当時の長女の保育園になにがなんでも入れたかった。そのためには仕事をしている必要があった。だから、私はすぐにでもできる仕事を探していた。しかし、履歴書をもって会社に面接にいく暇がない。そこで前職で翻訳会社のだしてきた翻訳文をチェックすることがあったのを思い出した。在宅でできる仕事もありだと思った。そして、以前から気になっていたDHCの通信教材を入手し、勉強を開始すると同時に市役所に翻訳業として個人事業主届を出した。(DHCは化粧品事業で有名だが、本来は翻訳教育を本業にしていた会社なのである。) そうすることで、翻訳業を在宅でしていることにしたのである。今思うとかなり大胆なことをした。それだけ、必死だったのだ。次女が保育園に入る前までは、昼寝の時間、夜中の授乳の合間などを使って勉強した。幸い、長女が通っていた市立保育園の園長先生が理解のある方だったので激しい競争率のなかで次女も保育園にはいれた。私はかように翻訳の勉強をする時間を捻出した。

同じことを勧めるわけではないが、時間は作ろうと思えば作れる。そう信じている。なので、時間がないと嘆かないでほしい。さて、後者のどこから手をつけたらいいのかわからない場合だが、それはまず、次のことを考えてから、話したいと思う。

 なりたい翻訳目標を定める

一言で翻訳をやりたいといっても、それでは大海原にとびこむようなもので、行き先を見失ってしまう。そう。翻訳にも分野がたくさんあり、翻訳の基礎は同じだが、のちになりたい翻訳者の姿ができてないと、多岐にわたる分野に対応できない。まずは、自分がどんな翻訳をしたいのか、どんな翻訳者を目指しているのか、ざっと考えていた方がよい。特に分野が決められない人でも、翻訳の基礎の勉強をしながら、他の分野にも応用がきく分野の方向を決めてほしい。それによっては、勉強の仕方が変わってくるからだ。

私は持病があったのと、親戚に医療従事者が多かった影響もあり、初めから、医療分野を目指していた。たしかに前職で通信機器の校正をしていたが、面白いとは思えなかった。

やはり、好きな分野があると勉強への打ち込み加減も違うと思う。

 翻訳勉強前に最低限やること

 

目標が決まったところで鼻をへし折るかもしれないが、翻訳の基礎に取りかかるには最低限TOEICを500点以上とってほしい。上位大学合格のレベルくらいだろうか。リスニングが0点の状態で500点以上である。学校の英語を一通り終えて、それを真っ向から見直す作業が翻訳の基礎を学ぶことなのだ。だから、それ相応の英語力は必要だ。

英検一級をもっていながら、どうしたらいいかわからないのであるならば、十分すぎるレベルである。

ちなみに、私は大学受験に向けて英検一級をとっていた。ちなみに医薬はTOEIC900点以上が求められる。産業翻訳が、いちばん敷居が低かったと思う。調べてみてほしい。本当のスタートラインはここからである。

 さまざまな翻訳勉強の道程

勉強をする時間を作り、目標をざっと定め、TOEIC500点以上になったら、次はどうやって勉強したらいいかである。これにはさまざまな方法がある。一つずつ見ていきたい。

 翻訳学校と翻訳通信教育

いちばん、よくある方法はやはり、翻訳学校にいくことだろう。
やみくもにいけばいいわけではない。その学校の勉強スタイル、講師陣をちゃんと見学してからみきわめてほしい。

自分の目標としている分野に強いか。場合によっては上級クラスに入って、講師から仕事を分けてもらえる可能性があるか。

私の場合、基礎はDHCの通信教材を使ってそこそこのレベルに達した後、翻訳学校の医薬翻訳講座の中級と上級をとった。しかし、今、思うと見学なしで入ったので、授業スタイルはいまいちであったように思う。

そのため、後年、DHCのメディカルコースの通信添削を仕事の合間にとってようやく納得がいく勉強ができた。

通信と通学の違いは時間の取り方次第で決まると思う。また、直に長い質問をできるところが通学のよい点だと思うが、私はあまりちゃんとした答えがもらえなかったので消化不良であった。かえって、通信添削の方が細かく赤がはいっていてわかりやすかった。

 ボランティア翻訳

分野によっては、ボランティアで翻訳者を募っているところがある。対価はないが、上級担当翻訳者から修正が入れられて戻ってくるので実践的な勉強になる。また、実際に社会に貢献しているという意味でやりがいがある。さらに、ここでの翻訳は後述するトライアルを受ける際の履歴書に実績として載せられるのでみつけたら、是非とも参加することを勧める。

私の場合は医薬翻訳の勉強とほぼ同時期にグクってみつけ、今もお世話になっているボランティア団体がある。最終的に患者さんのためになると思うと誇りに思い、やめられない。

 アメリアの翻訳課題を活用

 

アメリアという翻訳者と翻訳者の卵のためのネットワークがある。
その中のサービスのひとつとして、毎月、異なる分野の課題が出され、添削結果でAAを一回またはAを二回とるとその分野の仕事が提携翻訳会社からとりやすくなるというものがある。そのサービスは有料なのだが、過去の課題と訳例がアーカイブに残っているので、それをかたっぱしから訳して薬礼と照らし合わせるという勉強方法もある。むろん、会員である限り、無料で利用できる。

他にも医薬の場合だが、日本語訳があるNEMJという医薬雑誌のオンラインを課題として活用するのもお勧めである。

 クラウドソーシング翻訳

クラウドソーシングで翻訳してほしい人と翻訳したい人を結びつける場で翻訳するのも、たいした額ではないが勉強になる。特に短い時間、日数である案件が多いので、一定の作業量を短時間でこなせるようになる点がいい。ただし、早い者勝ち、または、プロフィールが勝っている人に案件が奪われるので、一定して仕事がとれないぶん、勉強したい場合にはあまり効率的ではない。こちらも少ないが対価をもらっているので翻訳実績になる。

 翻訳検定の資格

先のアメリアのサービスに似ているが日本翻訳連盟の翻訳検定で分野ごとに翻訳士3級以上の資格をとると提携翻訳会社から仕事を得やすくなる。他にもサンフレアが実施しているTQEも同様である。アメリアよりも詳しく添削されて返ってくるので非常に勉強になる。

難点はどちらも実施回数が少ない上に料金が高いということである。

 特許事務所、製薬会社に入る

これは遠回りに思えるが、翻訳をする上での専門知識を得る上でまたとない勉強の場である。特に特許事務所は翻訳そのものが仕事の一部なので、もしかすると入社する方が特許翻訳者としては近道かもしれない。医療機関、医療機器会社に勤めるのも医薬の翻訳にはチャンスである。私も子供がいなかったらこれらの会社などに中途採用があったら面接を受けにいっていたかもしれない。

 GLOVAの在宅インターン

翻訳会社GLOVAのシステムで、独自のソフトウェアを使って、翻訳者が翻訳したものを校正したりする。今は満杯で受け付けていないが、もし、空きができたら、やってみる価値はある。私は幸い、空きがあるときに入れたのだが、翻訳されたものを校正する力がついたのと同時にいろいろな翻訳スタイルに触れられて勉強になった。これも対価をもらえるので校正実績とすることができる。

 翻訳コンテスト

文芸に多いのだが、翻訳コンテストに参加して優勝するとやはり、仕事に繋がりやすい。文芸の場合は下訳だけでなく、そのまま一冊の本をやくすこともあるので、目指している人は是非とも参加してみてほしい。また、新人登竜門としてJATのコンテストに参加するのもお勧めである。

 翻訳トライアルと合格後のこと

これまで有料無料の勉強の仕方をのべた。何度も書いたように、トライアルを受ける際の書類選考に必要な履歴書の実績や資格欄は埋められる。トライアルとは翻訳会社が本当の仕事を受けるに値するかどうか翻訳者の力量を総合的に吟味するために実施する試験である。だいたい、履歴書からなる書類選考にA4サイズ1~2枚の翻訳試験の2段構成になっている。なので、先にのべたような勉強をしていれば、書類選考は受かるだろう。

しかし、本当に受からないといけないのは、翻訳試験の方なのである。一度落ちても1、2年後に再度挑戦させてくれる翻訳会社もあるので、その場合は受け直してみよう。翻訳会社によっては、相性や高いレベルを求めている場合があるので、落ちてもこりずにかたっぱしにトライアルをうけることを勧める。

アメリアには未経験者にもトライアルを受けさせてくれる提携会社があるので、挑戦してみる価値がある。

なお、無事トライアルに合格しても仕事が半年以上たたないと仕事が来ない場合がある。めげずに勉強を続けながら待ってみよう。ちゃんとした会社であれば、少量の案件の打診に始まって、仕事をコンスタントにくれるだろう。

そしたら、納期厳守、最後の最後まで添削、できないことはできないとはっきり言う、といったことを最低限守ろう。

 私の現在と翻訳業の展望

かれこれ、書いてきたようにやってきて、15年、勉強と仕事を両輪にして、医療翻訳一筋で駆け続けてきた。現在、2社からコンスタントに仕事を受注している。あとは数社、パラパラと受注している。内容は様々で私は治験関連文書と医療サイトを中心に仕事を受けている。

今回は英日・日英訳の勉強方法は割愛したが英日訳中心で仕事を受けている。

トライアルも時々受けているが今は仕事量を増やすつもりがあまりないので、合格しようとしまいと、仕事はあまり受けていない。

昨今は翻訳ツールSDL STUDIOでの仕事が中心となった。機械翻訳に仕事が奪われるのではないかという話もあるが最終的なニュアンスは人間にしかできないと思う。翻訳業はなくならないだろう。

また、在宅だけでなく、ノートパソコンとスマホがあればどこでもできることを考えると会社に拘束されるよりも自由であるため、もう、私は会社には戻れないと思う。ボケない限り、からだが言うことを聞かない限り、できる仕事である。

この記事が「翻訳をやりたい」という気持ちに火をつけるきっかけとなれば幸いである。

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